ICTを活用する介護の現場

資格がなくてもはじめられる介護の職場環境とは

未経験でも働ける環境が整っている

資格や経験がなくても求人はある

現在、介護職員は不足していることから、「未経験でも歓迎します」や「資格がなくても大丈夫」という求人をよくみかけます。社会福祉法人や全国展開している介護事業所など多くの法人が介護職員を確保しようとしている現状があります。働く場所も有料老人ホームやデイサービス、デイケアなどさまざまで、未経験で無資格でも働く場所を選択できます。高齢者の介護をする仕事で、資格は必要ではありません。資格は、訪問介護をする場合のみ必要となります。介護の仕事をおこなっていく上で経験や知識も大切ですが、「高齢者の方々の助けになりたい」という気持ちが一番重要です。
資格や多くの経験があっても、仕事へのやる気や意欲がなければ、仕事も利用者さんへの対応も雑になります。純粋に「人の役に立ちたい」「介護職が好き」という気持ちさえあれば、日々の仕事の中で、経験や知識は自然と身につくものです。

資格や経験なしで本当に仕事はできるのか

未経験で働きはじめると、職場環境の現状が気になります。介護職に入社したら、まず先輩職員から介護の技術、利用者さんの状況やコミュニケーションの方法を学びます。入職後は、軽度の介護から介助していくので、突然重度の介護業務をしなければならないということはありません。そのため、資格や経験がなくても安心して仕事を覚えることができます。資格取得の助成をしている事業所もあり、資格取得までは直接的な介助はせず、掃除や利用者さんとのコミュニケーションを担当する場合もあります。
直接的な介護ではない仕事でも、利用者さんに清潔な環境の中で過ごしてもらったり、困っている利用者さんの本音や要望を聞いたりするのも重要な業務なのです。
夜勤がある施設では、はじめから夜勤業務には入らず、何ヶ月か経験を積んでからの夜勤業務に入ります。夜勤業務もはじめから1人で勤務するのではなく、先輩職員と一緒におこないます。

やる気があれば資格や経験がなくても介護職に挑戦できる

人手不足である介護職は、資格や経験がなくても、やる気や意欲がある応募者を歓迎します。無資格で未経験であっても歓迎してくれる業界は珍しく、転職にはもってこいです。資格取得のための費用の補助が受けられる職場もあります。技術や知識については、仕事をはじめてから学べるところも魅力的です。今後は「ICT」の導入もすすみ、ますます職場環境はよくなるでしょう。介護業界の求人は、ハローワークや、介護職専用の求人窓口、介護職の説明会、施設見学会などさまざまな場所で得ることができます。やる気と意欲さえあれば積極的に介護職に挑戦してみてください。

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