ICTを活用する介護の現場

介護業界に転職する前に資格取得にチャレンジ

最初に取得しておきたい資格

取得すべき介護の資格

2025年の日本は、ついに団塊世代が75歳以上になり超高齢化社会へと近づきます。2025年には、230万人から250万人もの介護職員が必要になります。現在、介護職員の人材確保は難しいと予想されています。しかし、介護業界を求人事情からみると、引く手あまたの売手市場になるメリットもあります。
介護の資格を取得していれば、よりよい条件で転職が可能になるでしょう。特に「介護職員初任者研修」の資格保有者は、初心者向けの資格でありながら転職時には一目置かれる資格です。今回は、転職にも有利に働く「介護職員初任者研修」の資格内容とメリットなどを紹介していきます。

「介護職員初任者研修」とは

介護職は、「生活援助」と「身体介護」の2種類があり、訪問介護の場や老人ホームなどの場でおこなわれます。この中で、特に注意が必要なのは「身体介護」です。身体介護をおこなうには、介護資格が必要になります。介護の資格には、国家資格から初心者向けの簡単なものまであります。転職までの期間を逆算し、計画的に資格取得にとり組みましょう。
今回紹介する「介護職員初任者研修」は、約3カ月で取得可能な資格で、介護業界の基本となる入門資格です。ここでは、介護技術や理念を中心に学びます。この資格は、旧ヘルパー2級相当の資格となり、研修修了後の試験に合格すれば取得完了となります。

資格取得にチャレンジするメリット

介護の資格を取得するメリットは多くあります。転職した際、資格を取得しているだけで、資格手当や給料アップなどが期待できます。例えば「介護職員初任者研修」の資格保持者であれば、介護現場でも多くの人に信頼され、転職後も仕事の幅が広がります。一般的な資格の中には、大学や専門学校卒業者でなければ受験が難しいものもありますが、未経験でも取得可能なものもあります。
資格取得方法は、ライフスタイルに準じた受講方法があるため、現在働いている人や主婦にもおすすめです。資格取得の勉強をすることで、介護業務もしやすくなるメリットがあります。資格取得の勉強では、身体のしくみや基本的な医療知識なども学ぶことができます。介護業界でキャリアアップを目指す人にとっても、「介護職員初任者研修」の取得はメリットがあります。「介護職員初任者研修」取得後は、「実務者研修」「介護福祉士」の受験資格が与えられます。今後介護業界は、「ICT」導入で、介護業務が変化するでしょう。その際も、資格を取得していれば、現場の変化に柔軟に対応できます。今できることからスタートさせ、介護業界にチャレンジしましょう。

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