未経験・無資格でも働きやすい職場の特徴
未経験・無資格者を受け入れている
ICTの導入によって介護業界は働きやすくなったとはいえ、全くの未経験者や無資格者の受け入れ体制が整っていない職場に転職してしまうと、業務についていけず挫折してしまう可能性があります。そのため、異業種から介護業界に転職する際は、未経験・無資格OKの職場を探しましょう。そういう職場は未経験・無資格からスタートしたスタッフが多い可能性が高く、大きな安心感があります。
無資格OKの場合、資格取得支援制度を導入しているところも多いので、働きながら資格取得を目指すことも可能です。
ただし、深刻な人材不足により「とにかく誰でもいいから人手がほしい」というケースもあるので、口コミなどで職場環境はしっかりと調べておいた方がよいでしょう。
教育体制が整っている
未経験の場合、研修体制が整っている職場に転職すると、無理なく業務に馴染むことができます。介護施設の中には、いきなり入職者を現場に投入するところも多々あります。現場で実践経験を積むことは確かに大事ですが、未経験者の場合、まずはしっかりと研修を受けたのちに現場経験を積んだ方が、スキルや知識を確実に養えるでしょう。
また、入職時だけでなく、フォローアップ研修や定期勉強会なども実施されていると、自身の習熟度を把握しながらステップアップできます。なお、求人の研修欄に「OJT」とだけ書かれている場合、先輩スタッフによる支援がしっかりと行われるのかは確認しておいた方がよさそうです。
大手が運営している
運営母体の基盤が安定してると、福利厚生や各種制度が整ってる場合が多いです。人員配置が手厚いケースも多く、入職してすぐにあらゆる業務を振られるという心配もないでしょう。人員が多いと自分と同じ境遇のスタッフも多く、ともに励まし合いながら切磋琢磨できそうです。
ただし、あまり規模が大きすぎる施設でいきなり働くのは止めた方がよいかもしれません。規模が大きいと、当然利用者さんの人数も増えます。担当分けがあるとはいえ、名前と名前が一致せず対応に苦慮する場合もあります。グループホームなどは、小規模のユニットで利用者さんのケアを行うため安心です。
ICTを積極的に導入している
介護業界全体ではICTの導入は進んでいるとはいえ、個人経営の施設などでは、全くICT化が進んでいないケースは多いです。未だに記録はすべて紙で行っていたり、業務効率化のためのシステムが導入されていなかったりすると、介護業務以外の雑務が多数発生する可能性があります。情報共有や勤怠管理などはどういった手段で行っているのか、事前に確認しておいた方がよいかもしれません。
ICTを積極的に導入している職場の場合、スタッフもIT機器の扱いに慣れている場合が多いです。そういう職場はICTを効率的に活用し、働きやすい環境を構築しています。機器の扱い方もしっかりとレクチャーしてもらえるので、IT機器の扱いが苦手な方も、ついていけなくなる心配はないでしょう。
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